ビジネスフレーズ

ビジネス日本語を話せるようになるには結論フレーズを覚えることです

JLPT1級で出る難しい単語を覚えるのもいいですが

使い方が分からなかったり、単語の意味やニュアンスが間違っていることもあります

フレーズを覚えれば、後はそのフレーズに単語を入れ替えれば自分なりのビジネス日本語を話すことができます

この動画では仕事で使えるビジネスフレーズについて学びます

フレーズを学び、自分の知っている単語を入れ替えて様々な文を作りましょう

それでは始めます

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○○の件でご相談がありまして、このあとお時間ありますか?

上司や部長、社長へ何か相談したり報告したりするときに使うフレーズです

先頭に何の件で相談があるかを伝えるだけで様々な文章を作ることができます

例文

転職する旨伝える時

今後のお仕事についてご相談がありまして、この後お時間ありますか?

仕事でうまくいかないとき

集客が芳しくないことで相談がありまして、この後お時間ありますか?

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お手すきの際に○○してください

お時間がある時にでいいので、こうしてください、と相手にお願いするときに使うフレーズです

急ぎではないときに使います

例文

返信はいつでもいいことを伝える時

メールをお送りいたしますのでお手すきの際にご返信ください

相手に資料などを確認してほしい時

依頼されていましたプレゼン資料を作成いたしました

お手すきの際にご確認ください

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大変申し上げにくいのですが

何か伝えにくい時に使うフレーズです

基本的にはネガティブなトピックを話すときに使います

いきなり本題に入ると強い表現になるので、伝えにくいけど言わないといけないときに使います

例文

相手に何かをお願いするとき

大変申し上げにくいのですが、実は今月中の納品が難しく、来月月初にご調整していたきたいのですが・・・

会社を辞める時

大変申し上げにくいのですが、来月いっぱいで退職させていただきます

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再度確認させていただきたいのですが

話しの内容が理解できなかった時や、自分の認識を確認するときに使います

もう一度言ってください、と同じ意味ですが、自分なりにはこういう風に理解したけど、その認識が正しいか確認させてください、というときに使うフレーズです

例文

意味を確認するとき

再度確認させていただきたいのですが、この商品を販売中止にするのでしょうか?

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取り急ぎ

取り急ぎとは、とりあえずと急いでの2つの意味が含まれた単語です

急ぎ報告したり、すぐに感謝を伝えたいときなどに使うフレーズです

取り急ぎはメールの最後に書きます

文頭などメールの最初ではつかいませんので覚えておいてください

例文

後で電話するけど、事前にメールで要点を伝えたい時

後ほどお電話いたしますが、取り急ぎご報告いたします

お礼を伝える時

取り急ぎお礼申し上げます

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展開させていただきます

資料などを社内でシェア、共有するときに使うフレーズです

あなたが送ってくれた資料を私たちの会社全員に見せますよと言う意味があります

例文

資料を会社でシェアするとき

資料をいただきありがとうございます。社内で展開させていただきます

ステークホルダーに伝えるとき

いただいた情報を関係各所へ展開させていただきます

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先ほどお電話致しましたが、

電話したけど相手が不在だったから別のアクションを取る時に使うフレーズです

電話に出なかったけど、相手に対応してほしい時につかいます

例文

電話に出なかったのでメールで話をするとき

先ほどお電話致しましたが、お留守のようでしたのでメールにて失礼します

電話に出なかったので時間を置いてまた電話したいとき

先ほどお電話致しましたが、電話にお出になられなかったので、改めてお電話致します

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ご多用の中恐れ入りますが

相手に何かを依頼するときに使います

相手も仕事をしており忙しいので直接、これをして!と伝えると失礼にあたるので、このフレーズを使うことで下からお願いすることができます

例文

見積もりを送ってほしい時

ご多用の中恐れ入りますが先日依頼しておりました見積をお送りいただけますでしょうか

相手にアクションを起こしてほしい時

ご多用の中恐れ入りますが、来週までにこちらの件ご対応いただけますでしょうか

今日のレッスンはここまでです

そのほかにもビジネスで使えるフレーズはたくさんありますので次の動画で説明していきます

ぜひこれらのフレーズを学び、そして単語を入れ替えて自分の伝えたい文を作りましょう

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新卒の面接では、実務経験がないので人柄や価値観、学生時代に力を入れたこと(がくちか)をメインに聞かれます

新卒の面接で必ず聞かれる質問を集めてみましたのでこれから就職活動を始める外国人の方はこの動画を何度も見て対策をしてくださいね

それでは面接を始めます

人柄について

自己紹介をお願いします

周りからどんな人だと言われますか?

苦手なタイプはいますか

趣味は何ですか

価値観について

モットーや座右の銘はありますか

人生で一番うれしかったこと、悔しかったことは何ですか

どんなことにやりがいを感じますか

価値観が変わった経験はありますか

能力やスキルについて

自己PRをお願いします

長所と短所(強みと弱み)を教えてください

持っている資格について教えてください

語学力はどれくらいですか

チームで協力して何かに取り組んだ経験はありますか

学生時代について

学生時代に力を入れたことを教えてください

学業以外に頑張ったことは何ですか

アルバイトで特に頑張ったことは何ですか

ストレス耐性につい

人生で一番頑張ったことは何ですか

困難にぶつかったときどのように対処しますか

ストレスはどのように解消しますか

仕事で壁にぶつかったらどうしますか

志望動機や志望度につい

志望動機を教えてください

なぜ同業他社ではなく当社なのですか

入社後にどんなことをしたいですか

あなたを採用するメリットを教えてください

あなたが当社にマッチする理由を教えてください

企業理解につい

当社の事業や商品、サービスを簡単に説明してください

当社の課題は何だと思いますか

当社の強みは何だと思いますか

当社で働く人にどんなイメージがありますか

将来について

5年後、10年後のビジョンを教えてください

どんな社会人になりたいですか

事務的な質問

勤務地や配属の希望はありますか

希望の配属にならなかったらどうしますか

転勤に抵抗はありますか

残業は〇時間ほどありますが大丈夫ですか

土日祝に出勤する部署もありますが大丈夫ですか

就活軸や働き方について

会社選びの軸を教えてください

どんな人と一緒に働きたい/働きたくないですか

仕事をするうえで一番大事だと思うことは何ですか

チームで働くのと個人で働くのはどちらが好きですか

数字や結果を求められることに抵抗はありますか

就活状況について

今までどんな会社を受けてきましたか

他社の選考状況を教えてください

ほかに志望度が高い企業はありますか

内定はすでに持っていますか

当社の内定が出たらどうしますか

逆質問

最後に言っておきたいことはありますか

何か質問はありますか

以上が新卒の面接で必ず聞かれる質問です

ここからは各質問にどう答えるべきか、気を付けるべきポイントなど解説をしていきます

人柄について

初対面の面接官にできるだけ自分を知ってもらえるように必ず対策しましょう

事前に家族や友人など自分を知っている人に、自分はどういう人間なのかなどを確認しておきましょう

価値観について

どんなことを意識して行動して、どんなことでモチベーションを保っているかなど、これまでの振り返りをしておきましょう

価値観がわかると自分に合う仕事や環境などもわかるので必ず事前に準備をしておきましょう

能力やスキルについて

強みやスキルを聞くことで入社後の配属先の参考にする企業もあるので、能力は話を盛りすぎず、自分らしいポイントを伝えましょう

その根拠となる経験やエピソードを併せて伝えることで説得力も増します

学生時代について

学生時代に頑張ったことから、興味関心や課題の乗り越え方、その経験から得たことなどさまざまなことを確認してくるので、これまで何をしてどう頑張ったかの振り返りをしておきましょう

ストレス耐性について

これまでどんな問題に直面し、どのように乗り越えるかで課題解決力や努力の習慣、ストレス耐性がわかります

目標を達成した、乗り越えたという結果だけを伝えるのではなく、どう行動して、そこから何を学んだのかまでを伝えましょう

志望動機や志望度について

優秀な学生でも、企業のことをよく調べていなかったり、志望理由があいまいだったりすると落とされてしまいます

第一志望です、と伝えるだけではなく、説得力のある理由を考えましょう

企業理解について

仕事内容や社風を正しく理解できていないと入社後にギャップを感じて退職につながります

その会社がどんな事業をしていて自分はどんな仕事をすることになるのか、きちんと調べておきましょう

将来について

就職後にどんな社会人になりたいか、5年後、10年後はどんなことをしたいかなど、就職後のビジョンや目標を伝えましょう

目標を伝える時は、達成するためにどうすべきか、どうしたいかも一緒に伝えることで再現性や計画性も伝わります

事務的な質問

ここでは学生側の認識に間違いがないかを確認してきます

この仕事はしたくない、残業は絶対にしたくないなどと答えると、「本当にこの会社で働く意欲があるのかな」と思われて不採用になりますので注意が必要です

就活軸や働き方について

会社選びの軸として、給料や残業時間などの条件面ばかりを伝えないようにしましょう

福利厚生や働く環境は大事ですが、そればかりを面接で聞くと仕事内容には興味がないのかな?と思われて不採用になりなす

就活状況について

いろいろな企業を受けている場合は、なぜそれらの企業を受けているのかの理由を伝えましょう

とりあえず、や、有名企業だからなどと答えると、将来をきちんと考えていないと判断されてしまいます

志望度を聞かれたときは、第一志と伝えることで熱意をアピールできます

逆質問の質問

逆質問に対して何もないと答えると、関心や意欲が低い印象になる場合もあるので、逆質問は3つほど用意しておきましょう

逆質問を考えるポイントはその面接官からしか聞けないようなことや、仕事内容に関する詳しい質問をすると好印象になり会社理解も深まりますよ

以上が各質問の解説です

面接の対策としては企業研究を徹底しましょう

面接では企業や仕事理解に関する質問も多く聞かれます

面接の前には業界研究や企業研究は必ずおこないましょう

企業研究で調べるべきポイントはこちらです

事業内容

業績

企業の強みや課題

同業他社との違いや特徴

業務内容

求める人物像

社風

福利厚生

働き方

代表の名前やメッセージ

経営理念

これらを事前に調べておくことで、この会社に本当に入社したいのか、入社後の働くイメージが明確になります

結果として面接官へもあなたがこの会社で働いているイメージが見えることで内定をもらえますよ

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この動画ではメールでよく使うビジネス日本語と

その意味や使い方をご紹介します

またビジネス日本語を使った例文も

一緒に学ぶことができるので

例文をそのまま使うこともできるし

自分の状況に合わせて単語を入れ替えて

自分なりの文章を作ることもできます

今から勉強するビジネス日本語はメールだけでなく

会話でも使うのでこれらのビジネス日本語を

積極的に使いましょう

【ご教示】

ご教示の意味はやり方や方法、手段などを

教えてもらうようにお願いするという意味です

自分が知らないことを

経験のある人、知識のある人に

そのことについてのアドバイスをもらうときに使います

<例文>

こちらの件につきまして、ご教示いただけますと幸いです

ご教示いただきありがとうございました

ご教示賜りますよう、よろしくお願い申し上げます

【ご無沙汰しております】

ご無沙汰しておりますは

誰かにしばらく会っていなかったり

連絡を取っていない状態が

続いたりしたときに使うフレーズです

ご無沙汰しておりますは、お久しぶりですと

同じ意味になりますが

ご無沙汰しております、の方が丁寧です

ビジネスシーンで長らく連絡を取っていなかった担当者や

取引先企業の方へ連絡する際は

「ご無沙汰しております」から入ることがよくあります

<例文>

ご無沙汰しております

この度は貴重なお時間を作っていただきありがとうございます

ご無沙汰しております。以前、○○の件で

ご一緒させていただいた○○と申します

ご無沙汰しております。昨年の10月に

開催されたセミナーでお会いした○○と申します

【ご容赦ください】

ご容赦くださいには、ミスに対して

「間違えても怒らないで、そして許してください」

という意味があります

自分のミスに対して相手に

「許してください」とお願いするときに使います

<例文>

本メールと行き違いで既に

お支払いしていただいた場合には何卒ご容赦ください

システムメンテナンス中のためご迷惑をおかけいたしますが

ご容赦いただきますようよろしくお願いいたします

弊社の事情により納品が遅れてしまう可能性がある点

ご容赦くださいますようお願い申し上げます

【ご了承ください】

ご了承くださいは、なにかできない事情があり

それを納得してもらう、理解してもらうときに使います

先ほど説明したご容赦くださいは

相手に対する謝罪の意味が入っていますが

ご了承くださいは謝罪の意味は入っておらず

こういう理由でできないからね

できないからお願いね!

相手に納得してもらうように

お願いする意味があります

例文

一度ご購入いただいた商品の返品は

受け付けておりませんのでご了承ください

事前予約は受け付けておりません

ご了承ください。

契約期間での途中解約はできかねる旨

ご了承ください

【できかねる】は【できません】を

丁寧にした言葉です

できません!と言うと少し強い表現になるので

言葉を柔らかくするために仕事では

【できかねます】を使います

【五月雨式に申し訳ございません】

五月雨式に申し訳ございませんとは

物事が続いてしまい申し訳ない

という意味を持つ言葉です

日常会話で使われることはほとんどなく

ビジネスシーンのメールやチャットで多く使われます

立て続けに連絡してしまったときなど

相手に面倒をかけてしまったときに使います

そもそも「五月雨式」の意味は

「だらだら続くこと」や「繰り返し続くこと」です

「五月雨式」には謝罪の意味はないので

「申し訳ございません」を組み合わせて使用します

例文

五月雨式にご連絡してしまい申し訳ございません

五月雨式に失礼いたします、

○○の件でご連絡いたしました

【とんでもございません】

とんでもございませんは2つ意味があって

1つ目は上司やお客様など

自分より上の立場の方に褒められた場合、

自分を謙遜するとき、つまり

【そんなことないですよ】と自分を下におく表現です

日本では褒められたときは、俺すごいでしょう!

と自慢するのではなく

いえいえ、そんなことないですよ、私なんて

と自分を下に置く習慣があります

もう一つの意味は、上司やお客様など目上の方から

謝罪された際に【とんでもございません】を使います

意味は【謝らないでください、謝る必要はありませんよ】

という気持ちを伝えることができます

<例文>

上司「今回のプロジェクトを成功できたのは、君のおかげだ」

部下

とんでもございません

この度は連絡が取れておらず

ご迷惑をおかけしてしまい大変申し訳ございません

とんでもございません。

こちらこそ再度ご連絡をしておらず申し訳ございません

【申す】

「申す」や「申し上げる」は

「言う」や「話す」という意味の謙譲語です

申す、も申し上げるも同じ意味ですが

【申し上げる】の方がより丁寧な表現となります

上司やお客様など自分より上の立場にいる時に

申し上げる、を使います

<例文>

弊社の電話番号を申し上げます 

03- 000-000です

先ほども申した通り

本日の会議は明後日に延期になりました

先ほど弊社の田中がこの件について申しましたが

一部補足させていただきます

以上がメールでよく使うビジネス日本語です

ビジネス日本語は日常会話ではあまり使わないので

なじみがなく、ちょっと難しく感じるかもしれませんが

日本のビジネスシーンでは

ほぼ毎日使われますのでぜひ使ってください

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