④転職してすぐ転職したらどうなるのか?

リスニングをきく

転職てんしょくして、年収ねんしゅう前職ぜんしょくよりがったり、自分じぶんのやりたいことをかなえることができたひともいれば、反対はんたいに、仕事内容しごとないようおもったのとちがった、または残業ざんぎょうおおくプライベートが充実じゅうじつしていないなど、転職てんしょくしたことで失敗しっぱいするひともいます。

転職てんしょく失敗しっぱいしたら、なんのために転職てんしょくしたのか、前職ぜんしょくとどまっていたら、と後悔こうかいするかたもいます。

このレッスンでは、転職てんしょく転職てんしょくはいつがベストなのか、そして転職てんしょく最低何ヶ月間さいていなんかげつかん転職てんしょくしないかたがいいのか、についてまなんでいきます。

転職てんしょく失敗しっぱいしたからといって、なやまないでください。

転職てんしょく活動かつどうつづけていれば、かないまよりもっといい会社かいしゃつかります。

転職てんしょく直後ちょくご転職てんしょくについて

あたらしい会社かいしゃ転職てんしょくしたら、すくなくとも1年間ねんかん在籍ざいせきしたほうがいいでしょう。

理想りそうは、ひとつの会社かいしゃに3年程度ねんていどはたらいたほうがのぞましいです。

なぜひとつの会社かいしゃに、3年間ねんかんはたらいたほうがいいいかというと、ほとひとりを採用さいようするにもかなりのコストがかかっており、短期離職たんきりしょくくりかえひとは、人事担当者じんじたんとうしゃからあたらしく採用さいようしてもどうせまたすぐめてしまうのだろう」、とおもわれるからです。

1人人材ひとりじんざい採用さいようするのに、最大さいだい300万円まんえんほどかかるとわれており、このようなコストが採用時さいようじにかかっております。

求人きゅうじんサイトへの求人掲載費きゅうじんけいさいひ

転職てんしょくエージェントの使用料しようりょう

人事採用担当者じんじさいようたんとうしゃ人件費じんけんひなど

もし、多額たがくのおかねをかけて人材じんざい採用さいようしても、1年未満ねんみまん退職たいしょくしてしまったら、会社かいしゃ大損おおぞんしてしまいます。

正直面接しょうじきめんせつで、この応募者おうぼしゃは5年以上ねんいじょうはたらいてくれるのか?1ねんめてしまうのか?ということは、入社にゅうしゃしてみないとわかりません。

内定ないていをもらった本人ほんにんですら、入社にゅうしゃしてみないと何年間なんねんかんその会社かいしゃ頑張がんばれるかがからないのです。

これまでの会社かいしゃでの勤務年数きんむねんすうという客観的きゃっかんてき年数ねんすう判断はんだんするしかないため、短期離職たんきりしょくかえひと不採用ふさいようになってしまいます。

海外かいがいでは1ねんから3年程度ねんていどはたらき、スキルアップのため転職てんしょくするひともいますが、日本にほんでは、短期離職たんきりしょくかえひとは、転職てんしょく活動かつどうでは非常ひじょう不利ふりになります。

会社かいしゃ求人票きゅうじんひょうにも転職てんしょく回数かいすう上限じょうげんがあるように、転職てんしょく回数かいすうが5かいしてしまうと、書類選考しょるいせんこうはなかなか通過つうかできないのが現状げんじょうです。

転職てんしょくしたほうがいいケースもある

ただ、状況げんじょうによっては1年未満ねんみまんでも転職てんしょくをおすすめする場合ばあいもあります。

つぎのようなケースであれば、はやめに転職てんしょくすることをおすすめします。

ブラック企業きぎょうはたらいている場合ばあい

あたらしく転職てんしょくした会社かいしゃがブラック企業きぎょうで、つき残業時間ざんぎょうじかんは40時間じかん土日どにち休日出勤きゅうじつしゅっきんしてプライベートがまったくない場合ばあいは、転職てんしょくしましょう。

仕事しごと精神的せいしんてきにきつかったり、過重労働かじゅうろうどうをすると、最悪さいあく場合ばあいからだこわしたり、鬱病うつびょうになってしまいます。

一度体いちどからだこわしてしまうと、つぎ転職てんしょく活動かつどうができなかったり、日常生活にちじょうせいかつにも支障ししょうてきますので、自分じぶんまもるためにもすぐに退職たいしょくしましょう。

まったくスキルアップできない場合ばあい

面接時めんせつじ説明せつめいされた業務内容ぎょうむないようと、入社後にゅうしゃご業務内容ぎょうむないようまったちが場合ばあいは、転職てんしょくかんがえましょう。

ただ、すぐに転職てんしょくするのではなく、一度いちど会社かいしゃ相談そうだんしてみて仕事内容しごとないようえてもらう努力どりょくをしましょう。

なぜかとうと、会社かいしゃにも様々さまざま事情じじょうがあり、業務内容ぎょうむないようことなるのは一時的いちじてき場合ばあいもあるからです。

たとえば、入社後半年にゅうしゃごはんとしまでは研修期間けんしゅうきかんとして、様々さまざま仕事しごと担当たんとうすることもありますし、きゅう欠員けついんて、そのあなめるまでは、一時的いちじてきべつ業務ぎょうむ担当たんとうしてもらう、その後本来ごほんらい仕事しごともどる、などのケースもあります。

なので、すぐに転職てんしょくするのではなく、なぜ自分じぶん本来ほんらいすべき仕事しごとをしていないのかそしていつその仕事しごとができるのか会社かいしゃ相談そうだんしましょう。

また、会社かいしゃ相談そうだんすることで、つぎ転職てんしょく活動かつどうをうまくすすめられることもあります。

次回じかい転職てんしょくするさい面接めんせつ転職てんしょく理由りゆうかれたさい自分じぶん会社かいしゃ相談そうだんして仕事内容しごとないようえてもらうように相談そうだんしたけど、会社かいしゃえてくれなかった」、というふう自分じぶんではどうしようもできない理由りゆうがきちんとある場合ばあいは、短期離職たんきりしょくはやむをない転職てんしょくみとめられ、マイナスイメージにはなりません。

会社かいしゃ何度なんど相談そうだんしてもなんわらない場合ばあいは、転職てんしょくしましょう。

転職てんしょくさき採用担当者さいようたんとうしゃも、現職げんしょくでの事情じじょう理解りかいして、さっしてくれるので、やむをない理由りゆうがあれば、短期間たんきかんでの転職てんしょく問題もんだいありません。

ただ、仕事しごとわない残業ざんぎょうおお人間関係にんげんかんけいなやんでいるなどのネガティブな理由りゆう退職たいしょくする場合ばあいは、採用さいようされにくい傾向けいこうにあります。

転職てんしょくすぐに転職てんしょくして成功せいこうするひともいる

仕事しごとわない、残業ざんぎょうおおいなどの理由りゆう半年はんとし退職たいしょくし、あたらしい会社かいしゃ転職てんしょくできて、さらに前職ぜんしょくかかえていたなやみを解決かいけつできたり、希望通きぼうどおりの条件じょうけんをつかんでいるかたおおくいます。

転職てんしょくしてもない転職てんしょく成功せいこうできる方の特徴とくちょうは、つぎ2ふたつです。

そのひと市場価値しじょうかちたかく、おおくの会社かいしゃがその人材じんざいしいとおも場合ばあい

やむをない転職てんしょく理由りゆうをきちんと説明せつめいして、面接官めbbせつかん納得なっとくした場合ばあい

短期離職後たんきりしょくご転職てんしょく成功せいこうするには、面接めんせつですぐに退職たいしょくした理由りゆうをきちんとつたえましょう。

なぜ退職たいしょくしようとおもったのか、これ以上いじょうその会社かいしゃつづけられないのか、退職たいしょくするしか方法ほうほうはなかったのか、などを面接官めんせつかんつたえて、今度こんどこそ長期ちょうきはたら自信じしんがあることを熱意ねついってつたえましょう。

それらの理由りゆう面接官めんせつかん納得なっとくしたら、短期離職たんきりしょく目立めだっていても採用さいようされることもあります。

そもそも、この仕事しごと自分じぶんっているのか、また、やりがいがあるのか、などを半年はんとし判断はんだんするのははやすぎますし、どの仕事しごとでもれるまで最低さいていでも1ねんはかかります。

仕事しごとれてきたら、余裕よゆうてきて仕事しごとたのしいとかんじるようになります。

なので、転職てんしょく仕事しごとわないとかんじるのであれば、せめて1年間ねんかん頑張がんばってはたらいてみましょう。

最初さいしょはその会社かいしゃ仕事しごと)がきではなかったのが、徐々じょじょ業務ぎょうむにもれてくるにつれて、会社かいしゃさをってきになることもあります。

レッスンのまとめ

あたらしい会社かいしゃ転職てんしょくして、1年未満ねんみまんでの転職てんしょくは、なかなかまりにくいです。

かといって、そのままはたらつづけるのもキャリアアップができなかったり、うつびょうになってしまうことも懸念けねんされます。

早期退職そうきたいしょくでの転職てんしょくは、転職てんしょくエージェントに相談そうだんしてみましょう。

なぜ短期間たんきかん転職てんしょくしたいのか、その理由りゆう親身しんみになっていてくれるだけでなく、転職てんしょくさきにも、マイナスにならないように、きちんとした理由りゆうつたえてくれます。

年収ねんしゅう仕事内容しごとないよう、ワークライフバランスなど、自分じぶんのぞ条件全じょうけんすべててをかなえられる会社かいしゃなど存在そんざいしません。

どれかを優先ゆうせんしたら、どれかがくなります。

転職てんしょくすることで、なに一番解決いちばんかいけつしたいのか、そして、どの条件じょうけんなら妥協だきょうできるのか、転職てんしょくじくあらかじめておきましょう。

自分じぶんのぞ条件全じょうけんすべてをかなえようとするのではなく、

まずは絶対ぜったいにワークライフバランスをかんがえたい、つぎ大事だいじなのが年収ねんしゅう業務内容ぎょうむないようをつぶれる範囲はんいだな!

などと、優先順位ゆうせんじゅんいめて、あたらしい会社かいしゃえらぶことで転職てんしょく成功せいこうさせることができます。

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