日本で働きたいバイリンガル人材の方と面談をしていて、よく気になることがあります。
面談中にお茶を飲む方が時々いらっしゃいます。
文化の違いもあり、知らない方も多いのですが、日本では面談や面接の場で何か飲むことはマナー違反です。
日本語も上手でスキルも高いのに、文化やマナーを知らないという理由だけで不採用になってしまうのは、とてももったいないことです。
そこで今回は、外国人の方が日本で転職する際に大切なマナーと第一印象の作り方について、分かりやすく解説します。
第一印象が最も重要
日本では、スキルや経験だけでなく「印象」も非常に重視されます。同じ実力であれば、第一印象が良い人のほうが面接の合格率は上がります。
やはり、笑顔で感じの良い人と一緒に働きたいと思いますよね。
日本の企業文化では、人柄やチームに合うかどうかがとても大切にされます。
例えば、仕事ができても態度が悪い人、礼儀がなく人の話を聞かない人は、どれだけスキルがあっても採用されません。
逆に、礼儀正しい人、協力的で素直な人は「この人と一緒に働きたい」と思ってもらえます。
面接官は、最初の3秒から5秒で印象を判断すると言われています。つまり、入室した瞬間から勝負は始まっています。
まず大切なのは見た目です。
服装や髪型、身だしなみは「信頼できる人かどうか」を判断する基準になります。
話す前は外見でしか判断できません。だからこそ、第一印象はとても重要です。
ビジネスにふさわしい服装
男性の場合
スーツは黒か紺、グレーが基本です。
シャツは白、ネクタイは派手すぎない色を選びましょう。
髪は清潔に整え、ひげはきれいに剃っておくことをおすすめします。
女性の場合
スーツは黒や紺、グレーが基本です。
シャツやブラウスは白や落ち着いた色を選びましょう。
メイクはナチュラルに、清潔感を意識します。ネイルやアクセサリーは控えめにしましょう。
そして男女共通で大切なのが、靴をきれいにすることです。
日本では足元まで見られます。靴が汚れていると「だらしない人」という印象を持たれやすいので注意しましょう。
入室時のマナー
日本の面接は、マナーのテストのような側面もありますので、流れを確認しましょう。
まず入室時はノックを3回します。
「失礼いたします」と言ってからドアを開けます。
面接官に「どうぞ」と言われてから入室し、ドアを静かに閉めて軽くお辞儀をします。
挨拶では「〇〇と申します。本日はお時間をいただき、ありがとうございます」と笑顔で伝えましょう。
「どうぞおかけください」と言われてから椅子に座ります。かばんは足元に置きます。
面接が終わったら「本日はありがとうございました」と言ってお辞儀をします。
ドアの前でもう一度「失礼いたします」と伝えて退出します。
この一連の流れがスムーズにできるだけで、印象は大きく良くなります。
話し方も超大事!!
第一印象を良くするもう一つのポイントは話し方です。
ポイントは3つありますので、一つずつ解説していきます。
1つ目:明るくはっきり話す
声が小さいと自信がない印象を与えます。はきはき話すだけで印象は良くなります。
2つ目:相手の目を見て話す
ずっと見続ける必要はありませんが、時々目を合わせることで誠実さが伝わります。
3つ目:結論から話す
日本のビジネスでは「結論ファースト」が好まれます。
例えば「私の強みはチームワークです」と最初に結論を述べ、その後に具体例を説明します。この順番で話すことがとても大切です。
面接に合格できる4つのポイント
外国人の方が特に注意したい4つのポイントがあります。
1つ目は当たり前ですが、遅刻しないことです。
日本には「10分前行動」という考え方があります。対面の場合は5〜10分前に到着し、オンラインの場合も開始前には準備を済ませておきましょう。
遅れそうな場合は必ず連絡を入れましょう。
2つ目は相手の話をよく聞くことです。
日本の面接では、聞く姿勢も評価されます。うなずきながら聞くと好印象です。
3つ目はスマートフォンの電源をオフにしておくことです。
着信音が鳴るとマイナス評価になります。
4つ目は言葉遣いです。
敬語が完璧でなくても構いませんが、丁寧に話すことが大切です。「です・ます」を意識しましょう。
面接担当者は、協調性があるか、素直に学ぶ姿勢があるか、長く働いてくれそうか、チームに合いそうかといった点を見ています。
ただ自分をアピールするのではなく、「この会社で一緒に働く姿」をイメージしてもらうことが大切です。
面接で使える一言フレーズ
すぐに使える日本語フレーズを紹介します。
面接の最初ではこのように言いましょう。
質問に答えるときはこのように言います。
必ず、結論から話します。
面接官の質問が分からないときはこのように言いましょう。
面接の最後は以下のように締めます。
日本の転職では、マナーや第一印象が合否を左右するほど重要です。
完璧な日本語が話せなくても、丁寧な態度と誠実な姿勢があれば高く評価してもらえます。
まとめ
面接で良い印象を与えられるポイントをまとめます。
服装や身だしなみは清潔にすること。
挨拶とマナーを大切にすること。
明るく誠実な話し方を意識すること。
丁寧な言葉と感謝を忘れないこと。
以上の4点を気を付けて面接に挑めば、第一印象が良くなり、結果として内定をもらいやすくなりますよ。


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