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日本の人事は外国人候補者のどこを見て採用しているか知っていますか?
人事はあるポイントを見て書類先行を進めますが、そのポイントを事前に知っておけば書類先行時にめちゃくちゃ役に立ちますよね。
元人事担当者、そして現在は職エージェントの私が思った、どんな外国人候補者が採用されやすいかについてお話ししていきます。
これらに該当する人は日本企業が探している人材にマッチしているので内定率が高いですが、該当していない方でもどうしたら内定が出るのか、その対策を詳しくお伝えしていきます。
\ Check jobs you can apply for from overseas /
人事が選考でチェックするポイント
人事が絶対見るポイントはたくさんありますが、厳選すると6つありますので、全て解説していきます。
ポイント①:日本語環境での勤務経験の有無
まずは日本で働いた経験があるのか、または日本人と一緒に仕事をしたことがあるかです。そして日本語を使って働いた経験があるかです。
日本語を使って働いた経験があれば、ビジネス日本語をある程度理解できると人事から判断されます。
また日本企業での実務経験があれば日本の労働文化も理解している、そして採用してもすぐに日本の労働環境に慣れるだろうと判断されます。
仕事で日本語を使った経験がある方は、その経験を履歴書でアピールしましょう。
ポイント②:日本で生活したことがあるかどうか
次に日本に住んだことがあるかどうかです。
一番良いのは、昔日本で働いた経験があることですが、留学経験も加点ポイントです。
長期間日本で生活したことがある人は、人事から「ある程度日本語が話せるのでは?」、「日本の労働文化も理解しているのでは?」と判断されて、選考を有利に進めることができます。
日本で生活したことがある方は、以下のことをアピールしましょう。
何年間日本に住んでいたのか
日本ではどんな会社で働いて、どんな仕事をしたのか
どんな業務に携わったのか
どういう風に日本語を勉強したのか
そこで何を得たのか、など
\ Tips on how to get a job in Japan can be found here /
ポイント③:日本の労働文化やビジネスマナーを理解しているかどうか
次は日本のビジネスマナーを理解しているかどうかです。
日本のビジネスマナーはたくさんあり、上げればキリがないので、面接で最低限必要なビジネスマナー3つだけをご紹介します。
知っておくべき面接でのビジネスマナー①
オンライン面接の場合、面接開始の5分前にはTeams / Meets / ZOOMに入っておきましょう。
対面面接の場合、面接開始の10分前には来社しておきましょう。
日本では【10分前行動】というのがあるように、開始時間の10分前には準備ができているのがベストです。
もし外国人候補者の日本語がJLPT N1レベルで、経験も素晴らしくても、インターネットの問題で入れなかったり、面接時間に遅れてしまうと印象が悪くなります。
第一印象が悪いと、そこからイメージアップしようとしてもなかなか難しいので、時間前行動を気をつけましょう。
知っておくべき面接でのビジネスマナー②
面接中には飲食は避けましょう。
海外では会議中や面接中に何か飲むのは普通ですが、日本ではそんなことは絶対しません。
何か飲みながら面接すると、「この候補者はビジネスマナーを理解していない・・・」と思われて不採用になります。
何か飲まないといけない理由があれば、その理由を事前に説明しておけば問題ありません。
知っておくべき面接でのビジネスマナー③
面接を受ける態度・姿勢に気をつけましょう。
面接は基本スーツで臨みます。そして姿勢を正して正面を向いて面接を受けます。
面接を受ける際、体を頻繁に動かしたり、きょろきょろしたり、腕を組んだり頬をつく方がいますが、かなりイメージが悪いです。
海外ではそこまで気にならないことですが、日本でこれらをしてしまうと、面接官から「面接が退屈なのかな?」、「うちの会社に興味がないのかな?」と思われてしまいます。
そのような態度は無礼と捉えられるため、そもそも一緒に働きたくない、と思われて不採用になりますので、面接では正しい態度で挑んでくださいね。
ポイント④:大学などの学校で日本語を学んだかどうか
次に大学や語学学校、オンラインスクール等で日本語を学習したかどうかです。
日本で生活しない限り、海外で日本語を極めようとしても限界があります。
もし大学で4年間、日本語を学んだ場合は面接官から「日本に住んだことはないけど、もしかしたらある程度話せるかも?」と判断されて書類選考に通過しやすくなります。
大学で日本語を学んでいなくても、日本語学校で1年以上(理想は3年以上)学んだのであれば、それもアピールしましょう。
日本語学校で日本語を学んだ場合は、在学期間と学習時間を具体的に伝えましょう。
面接ではこのようにアピールすることができます。
このように言うと、在学期間は1年間ですが、その1年間の学習内容がとても濃く聞こえますね。
大学で日本語を習得していない、そして日本語学校でも学んでない方は、独学で勉強したことを伝えましょう。
独学で勉強しただけでは全然アピールにならないので、こちらも何年間、どういう風に独学してきたのか、学習内容の濃さを伝えましょう。
独学の場合はこのように伝えましょう。
このようにどういう風に学んだのか、そしてその結果、今はどういう状態になったのかをきちんと伝えましょう。
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ポイント⑤:JLPTを持っているかどうか
これが一番大事です!
仕事で日本語を使った経験がない、学校で日本語を勉強したこともない、旅行などで来日したこともない方は、JLPTでアピールしましょう。
面接官が一番気にすること、それはもちろんですが、JLPTを持っているかどうかです。
日本で働くためにはJLPT1級以上の日本語力、最低でもJLPT2級が必要です。
まだ日本で働いたことがない方が1級に合格するのはかなり難しいですよね。
JLPTを持っていなくても、めちゃくちゃ上手に話せる方もいますが、それを証明することができないので書類選考で落ちてしまいます。
日本で働きたいなら、最低でもJLPT2級に合格しましょう。
もしあなたがJLPTを持っていないけど、日本語を流暢に話せるのであれば、そのことを履歴書に書くのではなく、日本語で自己紹介をしている動画を作って、それと一緒に応募しましょう。
履歴書に「私はJLPT1級同等レベルで話せます!」と書面上に書いても証明できませんが、動画があれば流暢さは書類より100倍伝わります。
なので履歴書と職務経歴書と動画の3点セットで応募しましょう。
まとめ
これまで日本企業の面接官が外国人候補者のどこを見ているのかを解説してきました。
面接に進むためにも書類選考に合格しないといけません。
書類上で自分の日本語力を伝えるのは難しいので、動画を撮ったり、職務経歴書の書き方を変えるなどの工夫をして、あなたに会ってみたい!と思わせるようにしましょう。
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日本語学校には1年間通いました。1日2時間のクラスを週に3回受講しました。また学校がない日は毎日2時間、独学で勉強しました。