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日本語での面接の準備って本当に大変ですよね。
日本語での履歴書を作成したり、企業研究をしたり、面接の練習をしたり……。
でも大丈夫です。
初めて日本語で面接を受ける方、日本の面接にまだ慣れていない方向けにこの記事を書きました。
この記事では、面接で必ず聞かれる4つの質問、自己紹介 / 転職理由 / 志望動機 / 活かせる知識・経験について、そのまま使える模範回答をアレンジし、各文章の解説も付け加えました。
なので、面接準備ではこの文章を真似するだけで大丈夫です。
参考にして、効率的に面接に合格できるよう、ぜひ最後までご覧ください。
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3つのおすすめの自己紹介
それではまず、真似したい&そしてそのまま使える「自己紹介文」を3つご紹介いたします。
例文① これまでの経歴と入社後の貢献ポイントを伝える
本日はお時間をいただきありがとうございます。○○と申します。
これまではIT企業にてエンジニアとして5年間従事してまいりました。主に開発を担当しており、チームで協力しながら開発を行った結果、お客様に喜ばれるWebサイトを立ち上げることができました。
現在は主にJavaで開発しておりますが、他の言語も学習済みですので、御社でも即戦力になれるのではないかと考えております。
本日はよろしくお願いいたします。
これまでの経歴と実績、そしてどのように会社に貢献できるかを短く伝えている点が良いですね。
例文② 志望動機に繋げる
はじめまして。○○と申します。
現職では自動車メーカーのマーケティング担当として、キャンペーンの企画や販促活動に携わっております。
現在の仕事にもやりがいを感じながら取り組んでおりますが、多くのキャンペーン企画を実践されている御社に入社できれば、さらなるスキルアップができると考え、今回応募いたしました。
本日は何卒よろしくお願いいたします。
現職での仕事内容を説明しながら、志望動機にも自然とつなげている自己紹介ですね。このように、自己紹介の中で志望理由を伝えるのも効果的です。
例文③ 前職での経験をアピールする
○○と申します。
前職では製造関連の会社で機械オペレーターとして勤務しておりました。安全と生産効率にこだわって業務に取り組んだ結果、社内表彰を受賞した経験がございます。
今後は製造だけでなく、生産技術や機械設計などエンジニアとしても働きたいと考え、自動車や家電など、ものづくりに力を入れている御社に応募させていただきました。
本日はどうぞよろしくお願いいたします。
こちらも志望動機と自己紹介をうまくつなげており、前職での努力や実績が具体的に伝わる良い例ですね。
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3つのおすすめの転職理由
次に、「転職理由」を3つご紹介します。
例文① 転職せざるを得ない理由を正直に伝える
終電ギリギリまでの業務が続いており、勤務時間の改善を会社にお願いしましたが、状況は変わりませんでした。
身体的にも厳しく、自身のキャリアを考えたとき、資格取得などの時間も必要と判断し、転職を決意いたしました。
転職理由では、あまり不平不満は言わないほうが望ましいですが、このように非常識な状況であれば、正当な理由となるため、率直に伝えても問題ありません。
2つ目の例です。
例文② 本当にやりたいことを伝える
現職ではソフトウェア開発に携わっておりますが、プログラミングやテストなど下流工程が中心です。
将来的には上流工程も担当できる開発者を目指しており、より裁量のある環境でキャリアアップしたいと考え、転職を検討しています。
このように、転職理由はスキルアップや前向きな理由を伝えるのがベターです。
例文③ 給料面での転職理由
給与水準が低く、経済的に余裕がないため、転職を検討しています。
現在の月収は18万円ですが、先輩社員に聞いても、将来的に大きな昇給や待遇改善が見込めない状況です。
将来は結婚も考えており、今の会社で働き続けるのは難しいと判断し、転職を決めました。
こちらもネガティブな理由ですが、やむを得ない事情による転職理由なので、問題ありません。
面接官が共感できるような理由であれば、不満やネガティブな内容でもしっかり伝えて構いません。
3つのおすすめの志望動機
続いて「志望動機」です。
例文① 前職の経験や貢献したことを伝える
御社はSNSを活用したマーケティング手法に特化されており、私自身もSNSマーケティングを中心に、さまざまな媒体での実務経験と豊富な実績があります。
前職で培ったスキルを活かして、SNSだけでなく他の媒体でも集客できるよう、広報・販促業務に貢献したいと考え、応募いたしました。
このように、志望先企業と自身の経験の共通点を見つけ、「自分が最も貢献できる」とアピールしている点が素晴らしいですね。
例文② 自分の強みを会社の事業内容と合わせる
前職でのWebアプリ開発経験を活かし、海外展開もされている御社で、私の強みである英語力を活かしながら、Webだけでなくさまざまなシステム開発に貢献できればと考え、志望いたしました。
こちらも、これまでの経験をどう活かせるのかを論理的に説明しており、説得力のある志望動機ですね。
例文③ 会社の魅力を伝える
御社の堅実な経営と、地域密着型で常に顧客目線を大切にされている姿勢に、大きな魅力を感じております。
役職に関係なく社員全員が目標に向かって改善を続ける姿勢に共感し、私もその一員として働きたいと強く思い、応募いたしました。
応募企業の良いところに共感し、「一緒に働きたい」という気持ちを伝える志望動機です。
こうした内容は新卒や第二新卒の方におすすめですが、社会人経験がある方は、これまでの経験をアピールした志望動機にしましょう。
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3つのおすすめの活かせる知識と経験
最後は「活かせる知識・経験」です。
例文① 自身の強みをアピールする
私の強みは、難しいことにも諦めずに何度も挑戦できる粘り強さです。
前職の営業職では、お客様から信頼を得るために、何度もアプローチを重ね、商品の重要性を丁寧に伝え続けた結果、営業成績トップとなり、お客様の業績向上にも貢献できました。
御社では、前職で培ったヒアリング力と行動力を活かし、お客様との信頼関係を構築していきたいと考えております。
「自分の強み」という結論から入り、それを裏付ける具体的なエピソードと、どう貢献できるかが伝えられており、非常に説得力があります。
例文② 現職での具体的な取り組みをアピールする
アプリ開発やプロジェクトマネジメントの経験を活かし、より良いチームを作ることができます。
現職では、開発の下流工程から上流工程まで幅広く担当し、さらにチームマネジメントも担っております。現在のプロジェクトでは、20名のメンバーそれぞれがスキルアップできるよう業務を分担し、活気のある職場環境の構築を意識したマネジメントを行っております。
クライアントからも高い評価をいただくことができました。この経験を活かし、開発チームの育成とチーム力の向上に貢献したいと考えております。
現職での取り組み、主観的な努力と客観的な評価の両方をバランスよく伝えられており、非常に効果的なアピールになっています。
例文③ これまでの実績をアピールする
私の業務は機械設計が中心でしたが、人手不足の際には製造ラインの仕事にも積極的に関わってまいりました。
チームとして働くことを重視し、部署の枠を超えて必要に応じて他部門もサポートしてきました。その結果、他の社員をカバーすることができ、会社全体の残業時間削減や作業効率の向上にもつながりました。
御社に入社後は、機械設計だけでなく、積極的にチーム全体をサポートし、生産効率の向上に貢献したいと考えております。
このように「活かせる知識・経験」では、多少長くなっても構いませんので、これまでの経験がどう転職後に役立つのかをしっかりと伝えることが大切です。
結論から答えるようにしよう
面接では、これまで紹介したフレーズを参考にしながら、自分自身の経験に置き換えて、自分なりの文章を作成してください。
アピールしたい気持ちは大切ですが、文章が長くなりすぎたり、情報を詰め込みすぎたりしないよう注意しましょう。
とにかく、質問には結論から答え、その理由を補足するように伝えると、相手にとって分かりやすい文章になります。
ぜひ、自分なりのアピール文を作って、面接合格を目指してくださいね。
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