この質問は、日本の面接で非常によく聞かれる項目です。
面接で必ず聞かれる「自分の強み」と「課題(短所)」について、その作成方法と伝え方を学びます。
日本には謙虚さを美徳とする文化があり、一方で海外では自分の強みを最大限に強調し、弱みはないと伝える文化が見られることがあります。しかし、このコースでは、日本の面接官に好印象を与え、正しく評価されるための自己アピールの方法を身につけていきます。
ケーススタディ
長所と短所を教えてください。
私の長所は納期を絶対に守ることです。
クライアントの都合で納期が短縮された時も、プロジェクトチームや関係各所とスケジュールを調整しながら間に合わせてきました。そのおかげで全ての仕事において生産性が上がり、プレッシャーがかかる時でも仕事を終わらせる能力を身につけることができました。
私の短所は心配症なところです。
納期があるプロジェクトでは、納期を守りながらも質を向上させないといけないため、バグがないか、遅れはないか逐一余計に確認しています。ですが、バッファーを持てるようにスケジュールを調整したり、想定外なことが起きてもいいように下準備を完璧にしておくことで、納期内に収めることができました。
まず、簡潔に結論から述べましょう。
「私の強み(または課題)は、〇〇です」と、結論から話し始めてください。
次に、具体的なエピソードを伝えます。
その強みや課題を裏付ける仕事での具体例や実績をストーリーとして話すことで、面接官にとって納得感のある回答になります。
また、失敗をどのように活かすかについてもお伝えします。
課題を単なる「弱点」として終わらせるのではなく、その課題とどう向き合い、入社後に自分の強みや経験をどのように活かしていくのかを説明しましょう。
強みと課題(長所と短所)に関するポイントは以下の通りです。
ポイント1:改善に向けた取り組みを伝える
単に課題を伝えるだけでなく、それを克服するためにどのような努力をしているかを説明しましょう。そうすることで、課題に向き合い成長しようとする姿勢を評価してもらえます。
ポイント2:具体的に述べる
具体的なエピソードを交えて話すことで、あなたの強みが面接官の記憶に残りやすくなります。
ポイント3:課題(短所)にはっきりと答える
自分を良く見せようとして「短所はありません」と言いたくなるかもしれませんが、誰にでも弱点はあります。この質問では、自分自身を客観的に分析できているかどうかがチェックされています。
強みと弱みで使うビジネス日本語
先ほどの例文「長所と短所(強みと課題)」で使われていたビジネス日本語を復習しましょう。
納期
在庫状況と納期の目安を確認します。
納期はいつ頃になりますでしょうか。
正しい納期を記した契約書を送ってください。
関係各所
進捗について関係各所に報告する必要があります。
関係各所との協議を週末に開催する予定です。
関係各所へ予算の承認を得てください。
調整
予定を調整する必要はありません。
画像の位置とサイズを調整する。
機械を調整するだけで生産効率が向上する。
逐一
上司は細かい情報を逐一教えてくれました。
何か進展があれば逐一報告してください。
逐一連絡することで仕事も円滑に進む。
確保
乗客の安全を確保する。
新に向けて人員を確保する。
商品の適正在庫を確保しなくてはならない。
想定外
想定外の事態が発生しました。
私は想定外のことにも対処する能力があります。
想定外のことにも備えて準備をしてきましょう。
強みと弱みの作り方
強み(長所)については、「これもできる、あれもできる」と過度にアピールしすぎないようにしましょう。 また、課題(短所)については、自分なりに分析した上で、それをどのように改善してきたかを説明することで、内定獲得の可能性が高まります。
この順序で話すことで、日本の面接官にとっても理解しやすい内容になります。
① 結論を先に伝える
質問に対する回答や、最も伝えたい中心となるメッセージを文の冒頭に持ってきましょう。
② 結論の理由を言う
なぜそのように考えるのか、どのような経緯でその結論に至ったのかを説明します。
③ 具体例を言う
具体例を挙げることで、相手があなたの話の内容をより鮮明にイメージできるようになります。
④ 結論をもう一度伝える
最後に、改めて結論やメッセージを述べて締めくくります。
① 結論を先に伝える
文の冒頭で、最も伝えたいことや質問に対する回答を簡潔に述べます。一文が短いほど相手にとって理解しやすくなるため、長くなりすぎないように注意しましょう。
志望動機を伝える際も、なぜその会社で働きたいのかという理由を、まずは手短に説明することから始めてください。
ここでの重要なポイントは、「私を採用することで、御社にはこのようなメリットがあります」という点を明確に伝えることです。
② 結論の理由を述べる
次に、なぜそのように考えるのかという理由を説明します。これまでの経験を活かして、なぜ自分が即戦力として貢献できるのかを簡潔に伝えてください。理由は短く、論理的にまとめるのがコツです。
このように、どのような経験があり、それをどのように活かせるかを明確に伝えることで、説得力のある志望動機を作ることができます。
③ 具体例を挙げる
面接官の質問に対し、結論と理由を述べた後は、具体的なエピソードを付け加えましょう。 結論と理由を伝えるだけでも十分ではありますが、自分自身の経験に基づいた具体的な事例を話すことで、志望動機の説得力はさらに高まります。
必ず自分自身の体験から具体的な例を盛り込むようにしてください。
このように、単に理由を述べるだけでなく、自分自身の経験を交えたストーリーを伝えることで、志望動機は面接官にとってより説得力のあるものになります。
④ 結論をもう一度伝える
最後に、もう一度結論を述べて話を締めくくります。理由や具体例を話すだけでも十分ですが、最後に改めて結論や結びの言葉を添えることで、よりまとまりのある印象を与えることができます。
最後の結論は非常にシンプルなもので構いません。次のように伝えてみましょう。
このように、「1. 結論、2. 理由、3. 具体例、4. 結論」という順序でポイントを提示することで、日本人にとって非常に理解しやすい話し方ができるようになります。


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