日本では面接の最後に面接官に質問したり、最後にアピールをするチャンスがあります。
これを逆質問と言います。
逆質問は、面接の合否を左右する重要な質問といっても過言ではありません。
このレッスンでは、どんな逆質問をしたらいいのかについて詳しく学びます。
逆質問とは?
逆質問では、採用された場合の想定ポジションや、クライアントはどういう会社なのか、などについて詳しく聞くことができます。
質問内容は、ネットで調べたけどわからなかったことや、実際に会社で働く人しかわからないような質問をしましょう。
また、複数の質問をすることで、やる気があること、入社意欲が高いことを伝えることもできます。
モチベーションが高いということを伝えると、面接官はあなたに対して、ずっと会社で働いてくれて会社に貢献してくれるだろうと思っていただき、採用に一歩近づきます。
逆質問では、このような質問をしてみましょう。
マネジメントについて
将来はマネジメントにも挑戦したいのですが、御社でマネージャーになるにはどのようなスキルが求められますか?
キャリパスについて
入社後はアプリの開発だけでなく、モバイルアプリやゲームの開発にも携わりたいのですが、そのような開発をすることもできるのでしょうか?
逆質問には注意点があることも知っておきましょう。
調べればわかるような簡単な質問や、失礼にあたる質問をするとイメージダウンにつながるので、質問内容には注意しましょう。
以下のような質問は、しない方がいいので覚えておきましょう。
お給料について
ボーナスは何ヶ月分ですか?
勤務時間・残業について
定時になったら帰れますか? / 残業は毎日どのくらいありますか?
ただ、逆質問は無理に質問する必要はありません。
本当に聞きたいことがない場合は、しなくても大丈夫です。
もしくは、面接の中でうまくアピールできなかったら、質問をする代わりに最後にアピールをしましょう。
アピールしたい場合は、以下のように伝えましょう。
本日面接の中で、御社についてよく理解することができたので、質問は特にありません。
もし内定をいただけたら、これまでの経験を生かして御社に貢献したいです。
どうぞよろしくお願いいたします。
逆質問の作り方
それでは実際に、逆質問を作っていきましょう。
逆質問は1,2個ほど面接の前に必ず事前に作っておきましょう。
応募する会社のホームページを見ると、おのずと聞きたい質問が出てきますのでおすすめです。
見るべきポイントは、応募した会社と、自分のこれまでの経験がマッチしているか、をチェックします。
例えば、あなたはウェブアプリを開発しているとします。
その会社では、ウェブアプリだけでなく、ウェブサイトやモバイルアプリの開発もしているとします。
このような場合、次のような質問をすることで、やる気をアピールすることができます。
質問内容は、ホームページを見てもわからなかったことを質問します。
ホームページに開発言語などが書いてあれば、別の質問をしてください。
逆質問の例文
初めて日本企業の面接を受ける方にとって、逆質問を作るのは難しいですよね。
でも大丈夫です。
このレッスンでは、面接ですぐに使える逆質問を学ぶことができますので、これらの質問をそのまま聞くことができます。
外国人に特化した質問
御社には外国人の方も働いていますか?
御社で働く外国人の出身はどちらでしょうか?
外国人で成果を出している人の共通点を教えてください。
将来マネージャーとして働きたいのですが、外国人でもマネージャーになれますか?
入社前 / 入社後に関する質問
入社前 に何か勉強しておくことはありますか?
入社したら、どのような業務を担当できるのでしょうか?
仕事の1日のスケジュールを教えてください。
私は○○のお仕事だけでなく、☆☆にも挑戦したいと考えておりますが、入社後はどのようなキャリアパスがありますか?
次に、してはいけない質問例をお伝えします。
してはいけない逆質問
【やる気がないと見なされてしまう質問】
残業は1日どれくらいありますか?
定時は6時ですか?
有給は取りやすいですか?
【求人を見たらわかる質問】
昇給は年に何回ありますか?
日本語レベルはどのくらい必要ですか?
福利厚生を教えてください。
レッスンのまとめ
逆質問では、仕事に関係する質問をして、ホームページや求人に書いてある質問はしない方がよいです。
面接で好印象だったのが一気にイメージが悪くなり、不採用になることも考えられますので、逆質問は慎重に行いましょう。
初めて日本で働く方にとって、逆質問をつくるのは難しいので、例文を自分なりにアレンジして使ってみてください。
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