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日本語でのコミュニケーションスキルが爆上がりする方法をお伝えします。
JLPT1級を持っているのになかなか相手に伝わらない、そして面接に合格できない・・・
JLPT1級に合格している人でも面接に落ちる人はたくさんいますし、N3でも合格する人もいます。
じゃあ何が違うのか??
それは日本人にとって理解しやすい話し方を知っているかです。
この記事ではJLPT3級以下でもしっかりとコミュニケーションを取れる、そして面接に合格をできる話し方を詳しく解説していきます。
たった2つの方法を覚えるだけであなたのコミションスキルは上がりしますよ。
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日本人が理解しやすい話し方
ポイントは2つあります。
1つずつ詳しく解説していきます。
日本人によく伝わる話し方①
質問に対して必ず結論となる文から答える。次にその補足として理由となる文を伝える。
面接などでの多くの質問は【Why?】から始まるので、答えも【Because】から始まる必要があります。
ただほとんどの人が【Because】から文章を始めずに、面接官が聞いていない、そして必要としていない情報を伝えてしまっているので、面接官も候補者が何が言いたいのかが分からなくなってしまいます。
前提として日本では何か質問されたらまず結論から答えます。次にその理由や自分の意見などを答えます。
我々日本人にとって結論=質問の答えがないと結局何が言いたいのかがわからなくなりますので、質問に答える際、結論から話し始めましょう。
よりイメージが付きやすいように、面接での回答の良い例と悪い例を比べてみましょう。
面接官がこのように質問します。

面接官
日本で働きたい理由を教えてください。
まず悪い例です。
この理由だと結論となる日本で働きたい理由の答えが無く、結局何が言いたいのかが不透明です。
次に良い例です。
この理由は、まず文頭で結論=日本語を活かしたいから、と伝えてますね。
日本で働きたい理由が明白で、その次の文章でもその理由を詳しく伝えているのでとても分かりやすいです。
結論を伝えることができない方は、質問に対する答えの文頭は全てBecauseから始めることで、結論を伝えることができますよ。
注意としては、結論は1文だけ、次の補足となる文章も1文だけ伝えましょう。文章が長くならないように気をつけましょう。
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日本人によく伝わる話し方②
Yes / Noで答えられる質問にはYes / Noだけを答える。
最後に補足としてもう1文を伝える。
Yes / Noで答えられる質問に対して、Yes / Noで答えることも実は結論を伝えてると同じになります。
例えば、「日本で働いたことありますか?」という質問に対して、Yes / Noで答える。
さらにもう1文補足で「私は2年間日本で働いた経験があります。」と伝えることで相手も理解してくれます。
日本で経験のを確認しているのにYes / Noで答えないと、質問の答えになっておらず、結果としてコミュニケーションミスが起こってしまいます。
こちらも良い例と悪い例を比べてみましょう。
面接官がこのように質問します。

面接官
お仕事で日本語を使った経験はありますか?
まず悪い例です。
質問は、これまで日本語を使った経験はあるのか?ないのか?を聞いているのであって、仕事で日本語を使えると思うか?使えないと思うか?は一切聞いていませんよね。
この答え方では、これまでの仕事で日本語を使った経験の有無は伝わりません。
次に良い例です。
YesとNoの2パターンをお伝えします。
まずYesの場合です。
文頭で「はい、あります。」と答えることで、日本語の使用経験があることが分かります。
さらに何年間・どういう場面で使ってきたのかの補足も伝えているので相手によく伝わります。
次にNoの場合です。
まず質問に対する答え=結論を答えています。
アドバイスとしては、面接ではネガティブで終わるのではなく、ポジティブで終わります。
仕事で日本語を使った経験が無い、ということが分かります。さらに、経験が無いが、それをカバーするために努力していることを伝えることで、面接官にとても良い印象を与えることができます。
仕事で日本語を使った経験が無くても、今はこのように努力しています!という風にポジティブで文章を終えるようにしましょう。
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まとめ
日本人に伝わりやすい話し方は、簡単な2ステップでしたね。
日本人によく伝わる話し方①
質問に対して必ず結論となる文から答える。次にその補足として理由となる文を伝える。
日本人によく伝わる話し方②
Yes / Noで答えられる質問にはYes / Noだけを答える。
最後に補足としてもう1文を伝える。
Noで答えた場合は、ネガティブで終わるのではなく、ポジティブで終わるように、今取り組んでることや努力していることを伝える。
この話し方 / 伝え方は多くの日本人が仕事で実践しており、普段から日本人がよく使っているので、この話し方に慣れています。
つまりこの話し方は相手も慣れているため、聞き手もよく理解してくれます。
面接で合格するためや、日本語を上手に話すためにJLPTに合格することも大事ですが、それはあくまでも手段であって、目的は学んだ日本語を使って相手に分かりやすく伝えることです。
JLPTを取ることを目的にしないように気をつけましょう。
N1に合格しても、相手にきちんと伝えることができなかったら意味がありません。
面接や質問で何か聞かれたら、必ず短い結論から話を始めることを習慣づけましょう。
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