日本で働きたい外国人からの問い合せの中で、一番多い質問にお答えします。
残念ながら、ほとんどの会社は今日本に住んでいて、そして就労ビザを持っている外国人しか採用しておりません。
留学ビザや、特定活動ビザなど、就労ビザが無くても、ビザを取得してくれる会社はありますが、応募するには日本に居ることが必要です。
海外からの応募を受付ける企業は、少しずつ増えていますが、まだ全体の1割以下です。
この記事では、どうやって海外に居ながら日本の会社に応募するのか、について詳しく説明しますので最後まで読んでください。
なぜ日本企業は、海外に住んでいる外国人の応募を受付けていないのか?
転職をお考えの方は、こちらからお問合せください。
①日本に支店がある会社で働く

一番いい方法は、日本に支店がある会社に就職して、その後日本に転勤することです。
転勤後は、日本で2~3年働いてから日本企業に転職すれば、半永久的に日本で働くことができます。
その他にも、日本の大学に入学して就職したり、ワーキングホリデービザで来日してから就職する方法もありますが、お金と時間がかかってしまいます。
今すぐ日本で働きたいのであれば、日本で働けるチャンスがある会社で働き、日本支店に転勤するのがおススメです。
なぜなら、ほとんどの会社が、現在日本に住んでいる外国人しか採用していないからです。
海外の会社から日本の会社に転勤した場合のビザは、企業内転勤ビザになります。
企業内転勤ということは、いずれは海外の本社に戻る必要がありますが、日本の企業に転職してしまえば、就労ビザがもらえるのでずっと日本で働けますよ。
②日本の仕事の探し方

海外に居ながらも日本の仕事を探すには、以下の2つがあります。
① あなたの国の求人サイトで探す
② あなたの国の転職エージェントを利用する
もっとも多い勘違いは、日本の求人サイトで仕事を探したり、日本の転職エージェントに仕事を紹介してもらうことです。
日本の求人サイトは、そもそも日本人向けなので、外国人向け求人はほとんどありませんし、日本に住んでいる必要があります。
また、日本の転職エージェントも同様で、現在日本にいる方のみにしか、お仕事を紹介しておりませんのでご注意ください。
あなたの国の求人サイトの中には、きっと日本企業と提携している会社もありますので、こまめにチェックしておくとよいでしょう。
日本で働ける仕事が見つかったら、積極的に応募しましょう。
すぐに日本での仕事が見つかるとは限りませんので、今のうちに日本語を勉強しておきましょう。
面接では日本語で行われるので、N2レベルの日本語があれば問題ありません。
面接に合格できれば、ビザの申請やビザの取得、そして日本での住まいの手配など、すべて会社がしてくれますのでご安心ください。
③別の日本企業への転職のタイミングは?

無事、日本企業から採用されたら、次の会社に転職するまでに、JLPTN2を必ず取得しましょう。
N2の資格は必要なく(資格があればベストです)、N2レベルの日本語力があれば大丈夫です。
そして、その会社で3年以上働きましょう。
3年未満で辞めて転職しても、次の会社はなかなか見つかりませんので、できるだけ長く勤めてください。
なぜ、3年以上働く必要があるのか。
それは、日本企業では、一つの会社で長く働いてくれる社員が評価されるからです。
逆に1年~2年未満で転職を繰り返す人は、たとえ技術が高くても、日本語が上手でも採用されにくいです。
なので、まずはその会社で3年以上働き、その間にN2を目指しましょう。
N2、もしくはN1に合格できると、様々な仕事に応募することができます。
④日本企業の採用人物ターゲット

日本企業は、次のような外国人を積極的に採用しております。
採用ターゲットを知ることで、転職に有利になりますので、必ず押さえておきましょう。
① JLPT2を持つ20代若手
② JLPTN3の日本語力だが、経験年数が5年以上の即戦力人材
もしあなたが20代とまだ若く、N2を持っておけば30代になる前に、なるべく早く転職してください。
日本企業は、若い人材を採用する傾向にありますので、スキルより若さが重要視されます。
もしくはN3レベルの日本語レベルでも経験が5年以上あれば、積極的に応募してみましょう。
もちろんN2があったに越したことはないですが、こちらも同じように、若ければ若いほど採用率も高まります。
転職は結婚と同じでタイミングが大事です。
ずっと探してきたポジションが空いたけど、応募にはまだ早いので、次のJLPTのテストを受けてから応募しよう、と思っても、次いつそのポジションがあくのか分かりません。
また人気求人の場合は、数日応募が遅れただけで、すでにそのポジションが埋まっていた、なんていうこともよくあります。
いい求人がいつ現れるかわからないので、普段から日本語の勉強をしたり、スキルを伸ばしておきましょう。
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