外国人にとって日本企業から内定をもらうこと、そして日本で働くのはとても難しいことです。
なぜ外国人が日本企業で働けないのか、企業側が採用時に思う懸念点は主に2つあります。
① 日本語レベルがネイティブではないから。
② 外国人を採用したことがないのでビザなどの総務業務がわからない。
これまで外国人を多く採用してきた会社や、海外に支社がある大企業などは、彼らにピッタリのお仕事を持っており、またビザの申請には慣れているので外国人の採用率が高いです。
ただ現状として、外国人をまだ採用したことがない会社が多くあります。そして彼らが優秀だと知っていながら採用までに至らないケースがほとんどです。
もちろん外国人が日本企業で働く(転職)ことはできます。この記事ではどうやって日本企業で働くのかについて詳しく解説しますので最後まで読んでください。
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①外国人が日本で働く方法

(1)日本語のレベルを上げてN1を取る
日本企業の求人票には外国人を採用するとは書いてありますが、実は9割以上の企業がN1を持っている外国人しか採用していません。とくにトヨタや日立などのメーカーはN1以上の日本語能力が必要です。
日本企業で働くには面接の中で自分のスキルや、どうやって会社に貢献するかを日本語でアピールする必要があります。
日本語が話せないと面接で自分をアピールできず、結果不採用となります。
企業が求めているスキルに達していなくても、実務経験が短くても日本語レベルが高ければ内定率も高まります。
つまり企業はスキルや経験よりも日本語レベルを重視して採用しているのです。もしあなたが20代とまだ若く、スキルや経験が3年以下なら日本語を勉強してN1を取得しましょう。
企業が求める人材は次の通りです。
(若手)20代、経験年数3年未満のN1を持っている外国人
(中堅)30歳までの経験年数5年以上のN3-N2を持っている外国人
(ベテラン)35歳以上の経験年数10年以上のN3-N4を持っている外国人
もしあなたがまだ20代と若く経験も短いのであればとにかくN1を取りましょう。
35歳を超えていたらとにかくスキルを磨いたり、マネジメント能力を身につけましょう。
N1を取得できる、おススメの日本語の勉強方法はこちらから。
(2)スキルを磨く
日本企業は日本語レベルを重視するとお伝えしましたが、それは若手採用の場合です。中堅の場合はスキルを重点的にチェックしてきます。
日本語がN3レベルと上手く話せなくても、経験年数5年以上でスキルが高いと採用されます。
特にエンジニアなどの技術職は日本語よりも経験やスキルが求められるので、母国での実務経験を含めて5年以上、そしてあなたの市場価値が高い場合は採用される場合があります。
年を重ねれば重ねるほど新しく覚えることは難しくなります。日本語があまり話せないならスキルを徹底的に磨きましょう。
日本語が得意ならN1を取りましょう。
日本語が苦手ならスキルを磨きましょう。
どちらを強化するかはあなた次第です。
日本語が得意ならN1を取得しましょう。もちろん読み書きもできるようにしておきましょう。
日本語レベルが高いと未経験求人にも応募ができ、キャリアチェンジすることができます。ある程度スキルを身に着ければ、バイリンガル人材となり、日本人よりも市場価値が高まります。
日本語が苦手なら徹底的にスキルを磨きましょう。ただスキルを磨くのではなく、日本企業が求めるスキルを磨きましょう。
機械設計ならニーズが高い自動車部品の設計を、アプリ開発なら今のトレンドの言語を磨など、企業が何を求めているのかを調べて、それにあったスキルを磨きましょう。
②内定率を上げる方法

次に内定率を上げる方法をお伝えします。戦略的に内定をゲットしましょう。
(1)人手不足業界へ積極的に応募しましょう。
そもそもなぜ企業は日本人ではなく、外国人を採用するかというと、求人を出しても応募が来ないからです。人が足りないから外国人を採用して補っています。
例えばコンビニの夜勤や、工場、工事現場などは人手不足のお仕事の一つです。理由は日本人がそれらの業種に積極的に応募しないからです。
でもこれはチャンスです。人手不足だからこそ比較的採用率が高いです。日本人が働かない業種に応募するとすぐに仕事が見つかりますよ。
工場などのお仕事は最初はきついかもしれませんが、長く働くことで正社員登用や、現場だけでなく生産管理や生産技術などのお仕事も携わることができ、キャリアアップすることで次の転職では年収アップがきたいできるのです。
(2)派遣会社で働きましょう。
派遣会社で働くことが外国人にとって一番良い方法です。ほとんどの外国人が派遣会社に所属しています。
なぜなら派遣会社には外国人が働ける求人がたくさんあるからです。N3レベルでも採用されることがあります。
外国人に人気のあるトヨタなどのメーカー、またオフィスワークなどへの直接雇用は、日本語レベルN1以上、そしてかなりのスキルが求められるため、かなり難しいです。
ですが派遣会社で働くと、そのような普段は絶対働けない大企業などで働くことができるため、スキルアップができます。
普段は外国人を採用していない大企業で働きたい、またスキルが高い日本人エンジニアと一緒に働きたい方は派遣会社で働きましょう。
(3)転職エージェントを使いましょう。
転職エージェントは外国人が応募できる求人をたくさん持っています。また求人サイトには載っていない非公開求人もたくさんあります。
お仕事を紹介するだけではありません。様々なサービスを無料で受けられますよ。
① 履歴書や職務経歴書を作ってくれる
② 応募者の代わりに企業へアピールしてくれる
③ 面接の練習もできる
④ 入社日や年収交渉もしてくれる
もし自分で応募しても内定をもらえない場合は、転職エージェントに相談してみましょう。様々なアドバイスをもらえますので、平均1-2か月で転職することができますよ。
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