転職で叶えたいこと、それは年収アップ。
転職して年収が100万アップした人もいますが、年収が上がるのはヘッドハンティングや、部長職などのハイクラス転職の場合です。
残念ながら転職してもそこまで年収はあがりません。上がるどころか年収が現職より下がる人も少なくはありません。
転職しても年収が上がらない方からの質問の中で一番多い疑問です。
この記事では、なぜ転職しても年収はそこまで上がらないのか、どうしたら上がるのか、について詳しく説明しますので、ぜひ最後まで読んでください。
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①転職しても年収は上がらない

前述した通り、転職しても年収はそこまで上がりません。年収がさがってしまう方もいます。
転職後の年収アップは次の通りです。
ではなぜ転職しても年収が上がらないのか?
それは、今の年収は今の会社で長年積み上げてきた信頼や実績、そしてパフォーマンスであって、それらが新しい会社で通用するとは限らないからです。
新しく入社する会社では、仕事の進め方などのルールを覚える必要があり、上司やクライアントとの関係構築をゼロから始める必要があります。
つまり今の年収分のパフォーマンスを発揮することはできないのです。なので今の年収と同じ、もしくは若干下がってしまいます。
次に年収が上がるケースを説明します。年収が上がるのは主に次の2つに当てはまる場合です。
① 誰も持っていない経験やスキルを持っている場合
② 市場価値が高い場合
1つずつ解説していきます。
①誰も持っていない経験やスキルを持っている場合
会社員として経験できないことを経験してきたことがある人は年収が上がる可能性が高いです。
例えば、前職で新規事業を複数立ち上げて、事業を育ててある程度、収益化させてきた経験がある場合などです。
新規事業立ち上げ経験や、プロジェクトマネジメント経験があれば市場価値はとても高いです。
②市場価値が高い場合
エンジニアで言うと、今のトレンドのプログラミング言語を使った開発経験がある人や、営業成績が常にトップクラスの人などを指します。
②日本企業の考え方とは?

日本人はそもそも転職
して年収を上げようとは考えておりません。
年収は転職して上げるものではなく、年収は新しい会社に入って、一生懸命働いて結果を出して上げるものと考えます。
また、面接の際に志望動機を年収アップと伝えるとほとんどの場合不採用になります。
もしあなたが採用担当だった場合、どう思うか考えてみましょう。
大前提として採用にはお金がかかります。一人採用するだけで10万~100万のお金がかかっております。
例えばあなたは採用マネジャーとして働いています。あなたは英語がネイティブではない応募者の面接をしています。
質問の中で、聞き方を変えたり、簡単な単語を使って聞いたりゆっくり話したりしましたが、応募者のスキルや経験などを聞き取ることができませんでした。
あるプロジェクトでは人手不足なので今すぐ働いてくれる人が欲しいけど、この応募者のスキルがマッチしているのかが分からない・・・
さて、あなたはこの応募者を採用できますか?
採用したとしても、経験やスキルを完璧に確認できなかった応募者に高い給料を上げます?
最初は様子を見たくありませんか?あなたはきっとこう思うはずです。
面接の場で、応募者が本当に活躍できるのかわからない場合は採用しませんよね。もしくは年収を下げますよね。
会社は1人人材を採用するのに莫大な費用をかけます。もし採用が上手くいかなかったらマネジャーとして責任を負わないといけません。
そのリスクを負ってまで、その応募者を採用しますか?ということです。年収が下がるのは、あなたが活躍できるか保証がないからです。
でもこれは当たり前のことなので落ち込まないで下さい。
新しい人を採用して活躍するか、しないかは入社して働いてみないと分かりません。この人は活躍する!と未来を予想することは誰もできませんから。
入社して頑張って働いて結果を出せばいいだけの話です。
海外から日本の会社に転職する時の、お給料どのくらいなのか?
③年収をアップさせる方法

転職して年収が上がることはもちろんあります。次のようなケースの場合、年収は上がります。
① 面接で過去の経験をどう会社に活かせるかを納得させる
② 今の会社で市場価値を上げる
③ 転職エージェントを使う
一つずつ詳しく見ていきましょう。
①面接で過去の経験をどう会社に活かせるかを納得させる
面接では転職したらいくら給料が欲しいのか、希望金額を聞かれます。
その際にこれまでどういう経験があるのか、そしてその経験をどう活かして、どう会社に貢献することができるのかを論理的に伝えましょう。
面接官にあなたが即戦力であることを納得させましょう。
②今の会社で市場価値を上げる
転職する前に、今の会社でスキルアップをしましょう。仕事に必要な資格を取ったり、独学や学校に通って知識をインプットしましょう。
もちろん、一番大事な日本語能力においてはN1を目指しましょう。バイリンガル人材はどこの会社も採用したいはずです。
③転職エージェントを使う
エージェントは、応募者のこれまでの経験や会社にどう貢献できるかを、企業に詳細を伝えてくれます。
提示された年収が低いと感じたら、貢献度や将来性を会社に再び交渉してくれますよ。
④まとめ

日本に住む外国人の方に、転職時にいくら年収を上げたいか?質問すると多くが今より100万アップしたいと答えます。
面接で希望年収をきかれた時に年収100万アップとは答えないでください。
即不採用になりますよ。
実際100万アップは難しいですが、年収100万アップの理由と根拠、そしてそれらが合理的で妥当性があれば検討の余地はあります。
転職では年収アップだけを目指すのではなく、転職することで自分が何をしたいのかを考えましょう。
年収が上がればその分、大変になりますし、自分や家族の時間が減ります。
年収が上がらなくても自分の時間が増えたり、会社の福利厚生が充実していたりと、もっと目を向けるべきものはたくさんありますよ。
転職で何を達成したいのかをもう一度真剣に考えてみましょう。
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