外国人の場合、日本で就職・転職をしたいなら日本語レベルをN2以上にする必要があります。
日本で働きたい外国人からの質問です。
いきなり働くよりもまずは語学学校で日本語を学ぶのがベストです。
学習期間は3ヶ月くらいで十分です。長すぎてもだめです。
理想は日本に来る前に日本語をしっかり勉強して、就職・転職に有利になるようにN2を取得しておきましょう。
就職は大学を卒業して初めて会社に入るために活動すること。
転職は現在会社に入っており、別の会社に入社するために活動すること
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①なぜ3ヶ月で十分なのか

日本語学校に通えば日本語は上達し、日本の文化やマナーなど、様まざなことを学ぶことができるので1年以上通いたいと思う方も多いと思います。
N1を取得したいのであれば1年以上日本語学校に通いましょう。
でも日本で働きたいのであれば、日本語学校を3カ月で卒業し、就職活動を始めましょう。
なぜなら、日本企業は新卒を除き、ブランクがない人を採用する傾向にあります。
日本語学校に通えばその分仕事をしない期間(ブランク)が長くなります。
日本語学校で日本語を勉強している間は仕事はできません。JLPTN1を取得できても、その期間仕事をしていなければ、仕事の知識や経験、スキルは下がってしまいます。
大学や専門学校を卒業してから就職活動をするのもいいですが、N1を取得しても外国人の内定率は低いのが現状です。
実は日本人新卒でも今は採用されるのは非常に難
しいのです。
というのも、今はコロナウイルスや、戦争による不況で、新卒採用はもちろんのこと、中途採用をする企業が少なくなっています。
大学などを卒業して初めて会社で働く人。
②【クイズ】どちらが採用されるのか?

2種類の学生がいるとしましょう。
①大学へは行っていない高校卒業の日本人学生
②4年制大学を卒業した外国人留学生
会社はどちらを採用すると思いますか?
答えは、日本人です。なぜなら、彼らは日本人であり、日本語はネイティブ、またビジネスマナーなどのことをよく知っているからです。
外国人の場合、大学で日本語を勉強してN1を取っても、残念ながら日本人には勝てないのです。
ではどうするか?日本人とどこで差をつけるかというと、母国での仕事の経験です。
外国人の場合、日本語ではなく、経験で勝負すべきです。
外国人の方にとって日本語はネイティブではありませんが、もし母国で何かしらの実務経験があれば、その経験で日本人に勝ちましょう。
日本人新卒は未経験になるので母国での経験は即戦力となります。
せっかく母国での実務経験があるのなら即戦力という武器を活かしましょう。
日本語が話せないからといって、自らブランクを作るのではなく、母国での経験を即戦力としてフル活用しましょう。
繰り返しになりますが、母国である程度日本語を学び(可能であればN2を取得)、来日後は語学学校に通うのもいいですが、ブランクが空かないように3カ月から6カ月で日本語をマスターして卒業して下さい。
日本語の上達方法は学校の先生や教科書から学ぶのではなく、実際に仕事で使って学ぶ実践的スタイルが一番早いのです。
③日本で働くためのアドバイス

これから来日する人は、来日前に日本語をある程度勉強してください。
できればN2を取得してから日本に来て下さい。
現在日本に住んでおり、いずれは転職したい人は、毎日日本語を勉強して、会話力を身に付けてください。
そしてN2を必ず取得してください。
日本企業はスキルだけあっても、日本語が話せない外国人を採用しません。
なのでN2を取得するまで転職しない方がよいでしょう。
今の会社で働きながら日本語を毎日勉強しましょう。
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